2023.07.13コラム
太陽光発電の歴史

太陽光発電の起源
1839年にフランスの物理学者であるアレクサンドル・エドモン・ベクレル氏が、光発電の現象を発見しました。その現象とは、光を金属板に照射すると電気が発生する光起電力効果という現象です。

この現象を応用して、1883年にアメリカの発明家であるチャールズ・フリッツ氏によってセレン光起電力セルが発明されました。しかし、太陽電池の変換効率がわずか1~2%しかなかったために、実用化はできなかったそうです。このセレン光起電力セルは、太陽光のエネルギーを源とする太陽光発電の起源になったと言われています。

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太陽電池の実用化
セレン光起電力セルの発明から71年後、1954年にアメリカのベル研究所にてシリコン太陽電池が誕生しました。このシリコン太陽電池は現在の太陽電池の原型と言われており、実用化に向けて様々な研究が進められたそうです。

翌年1955年には、日本で初めてシリコン太陽電池が作られましたが、当時は大変高価なもので特殊な用途にのみ利用されていました。その代表的なものが人工衛星への電気供給です。

実は、世界で初めて太陽電池が実用化されたのが人工衛星だったのです。電力の供給が難しい宇宙空間で、最も適した電力の供給手段として太陽電池は活躍しました。

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日本における住宅用太陽光発電システムの普及状況
1993年から住宅用太陽光発電の普及がはじまりましたが、当時設置にかかる費用は1000万円を超え、一般家庭では太陽光発電システムを容易に導入できるものではありませんでした。1994年にスタートした補助金制度を利用しても価格の面でハードルが高かったようです。

しかし、技術の進歩や大量生産化によりコストが大きく下がり、現在では当時の5分の1程度まで価格も安くなったことで一般家庭にも導入しやすくなりました。それ以来、開発会社による生産効率や性能の向上と共に、一般家庭の太陽光発電システム普及の拡大が進むことへと繋がりました。

また、2009年に再導入された余剰電力買取制度や、2012年に開発されたメガソーラーなどが注目されたことで、現代でも太陽光発電システムの普及は広く進んでいるのです。

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